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 理事長所信

森理事長

2009年度(社)羽島青年会議所 

理事長 森 充広
 はじめに

日本人は古から自然に対する畏敬の念を持ち、太陽を中心とした自然崇拝から、やおよろずの神々が生まれ、その神道と、伝来しながらも独特な進化をした仏教によって、先祖や親兄弟を慈しむ心や、利他の心溢れる伝統的な道徳心、和を重んじる精神を育みました。
また茶道、華道等多くの技術に“道”と云う精神性や生き方を求め、人間性をも高めて来ました。そして後に朱子学が浸透するに至り武士道等日本独自の精神文化が確立されました。日本の多彩な伝統文化は、新しき物を受け入れ古き物に調和させながら発展させてきたものです。そこには独自性だけではなく、世界に例をみない程の高い規律のある世界がありました。
江戸時代末期、日本を訪れた外国人はその風情に多くの驚きの書見を残しています。アインシュタインは、「日本人以外にこれほど純粋な人間の心を持つ人はどこにもいない。この国を愛し、尊敬すべきである」と云い、駐日フランス大使をつとめたポール・クローデルは、日本の農民達を見て「彼らは貧しい。しかし高貴である」と本国に書き送っています。

 しかし、今。
 心は豊かでしょうか?
 魂は高貴でしょうか?



 故郷の歴史と文化を伝え未来を築く活動を

私達の故郷、羽島郡市は古くから大きな川に囲まれ、川と共に歴史を重ねてきました。幾度となく洪水被害に遭った治水の歴史ともいえます。宝暦の治水工事や、輪中や命塚等、生存手段の発達と共に独特の精神文化が生まれ、今も息づいていると感じます。
また人や物の流通を支えた“美濃路”や、“鎌倉街道”があり、多くの文化が交わってきました。そしてその街道沿いには多くの戦史が残っていたり、木曽川の流れが今の流れに変わるまでは殆どの地域が尾張の国であったように、歴史的にも大変変化に富んだ地域です。
しかし残念ながらまちの多くの人はその事実を知らず、故郷への愛着も薄いまま何気なく暮らしています。私達(社)羽島青年会議所は、故郷を愛し故郷の為に活動する団体として、この地域の事を積極的に受継ぎ、広くまた後世にも伝える活動をしていく必要があります。次代の地域や日本を担う子供達に出来うる限りを伝承する事。そこから、“明るい豊かなまちづくり”を実現していきましょう。



 日本人としてアイデンティティーの確立を

私達は他の国の誰もが憧れる程、物質的に大変豊かに生かされています。これは先の大戦で日本中が廃墟になり、毎日食べる事すら難儀をした先人達が、苦しい時代を乗り越え祖国の再興と幸せな生活を信じて、皆がひとつのベクトルに向かい努力し続けた素晴らしい成果です。
しかし反面で現在の日本は政治、経済、教育など様々な分野で多くの問題を抱えています。経済復興に気を取られる余り、日本古来の伝統文化・精神文化の継承と、国家百年の計である教育を置き去りにしてきた事によって、日本人としてアイデンティティークライシスに陥り、本当に理解し伝え続けなければいけない事を忘れていたのではないでしょうか。今はその刹那にきています。経済的に豊かになると云う目的を達成した今、実は本当に大切な物が何であるのか真剣に考える時が来ているのです。
最近殆ど使われなくなった言葉に、“恩おくり”と云う言葉があります。聞いた事が無いのに何だか懐かしい気がしませんか?
自分が受けた恩を他の人に贈ってあげよう。困っている人がいたら、いつか受けた“恩贈り”だと思って、見ず知らずの人でも助けてあげよう。また、恩を受けた人も“恩贈りですから気にしなくていいですよ”の一言で、自分もまた他の困ってる人を助けてあげよう。と思う優しい心が溢れる社会。
“おかげさま”“おもいやり”“もったいない”こんな言葉は日本語にしかありません。この言葉こそが日本人なのだと思います。
私達はそんな心を決して知らないわけではない。忘れてしまっているだけなのです。忘れた物は思い出すだけでいいのです。
それにはまず、祖国や地域の歴史、伝統・文化に興味を持ってこれを正しく学び、「日本人としてどう生きるか」と問い直し、そこから「誇りあるアイデンティティー再興」に向けた活動をしていましょう。
伝統と云う基礎があるからこそ、初めてその上に素晴らしい進歩が積み上げられるのだと気づいた時にこそ、日本の再生が成るのだと強く信じます。


 魅力ある青年会議所活動を

修練、奉仕、友情の三信条のもとに、私達は「明るい豊なまちづくり」を目指して様々な運動を展開して参りました。その結果、地域に根付いた団体として市民から広く認知されましたが、近年非営利法人や市民団体の多様化、専門分野に特化した団体が増える中で、地域における青年会議所の役割も大きく変わってきております。
青年会議所を含め全ての組織は人で成り立っています。孫子の言葉に“人は城、人は石垣、人は堀”とあります。どんなに素晴らしい組織でも人と人との繋がりが無くなれば瓦解してしまいますが、その繋がりが目的に向かい一丸となったときに、無理とさえ思えるような事もやってのけてしまう力が次々に溢れて来るのが青年会議所です。また、“人は人との出会いによって磨かれる”とも云われますが、志を同じくする仲間と活動をする事は、どこまでも自分を成長させてくれますし、夢を見、夢を語り、夢を実現させてくれる大きな力となるはずです。一緒に事業を組み立てていく中で様々に触発され、ともすれば自分の安心できる領域に落ち着いてしまおうとしてしまう気持ちを奮い立たせてくれる場所なのです。
“意志なきところに行動はない。行動は習慣を作り、習慣は人格を造り、人格が人生を創る。”志の高さと、熱き情熱と、“やろう”と云う意識が、周りの全てを変えて行きます。そこから真に魅力ある青年会議所活動が出来るのではないでようか。どうせやるなら「JCでなければできない事業」を、ワクワクするような、ドキドキするような夢を持って、夢を語り合いながら開催していきましょう。
私達は過去40年の長きに渡り、羽島郡市のまちづくりの為に素晴らしい活動を続けてきております。その活動に誇りを持ち、大きく地域に発信することで地域の理解を得、賛同者の発掘と会員拡大に繋がっていくものと考えます。


 おわりに

昨年度公益法人制度改革が始まり、私達青年会議所は一般社団法人と公益社団法人の選択を迫られております。私達はこの組織を「公益に寄与する団体」として、また地域から必要とされる団体として更なる進化をさせる為にも、是非とも公益社団法人を選択すべきであり、組織自体を客観的に検証し、その存在意義を追求する充分な議論を進めながら着実に前進していきたいと思います。
さて、私達(社)羽島青年会議所の力は、この組織を構成しているJAYCEE一人ひとりの英知を結集したものです。使命感から生まれる気概と情熱をもって、志高く熱き魂を燃やし行動する事こそ、青年の特権であります。そしてそこから生まれる遣り甲斐のある事業が自信と誇りを育て、より活き活きとした活動に繋がっていくものだと信じます。
そして事業が終わったその時は、鳥肌のたつような達成感と感動を全員で分かち合いましょう。


 

 
HASHIMA JC